教科書等

「標準微生物学(第15版)」 2024年02月 刊行

 本書は、医学生が微生物学を体系的に学ぶための定番テキストであり、最新の知見を反映した分かりやすい図表と解説が特徴です。国家試験に必要な内容を網羅し、臨床とのつながりも理解しやすい構成になっています。また、医学書院 eテキストとしてデジタル版も利用でき、学習の利便性が高まっています。本書の「ブドウ球菌(Staphylococcus)属」の項目は、第14版より当教室の山口 哲央 准教授が執筆を担当しており、黄色ブドウ球菌 Staphylococcus aureus やMRSA などの重要な病原体を学ぶうえで最適な内容となっています。


「内科学(改訂12版)」 2022年3月 刊行

 本書はオールカラーの写真や図表と本文との対応が読みやすく、わが国で最も権威ある内科学の成書の1つです。国家試験出題基準を網羅する内容になっているのに加えて、近年の研究の進展や発見が各章冒頭の「新しい展開」としてまとめられており、これからの内科医に要求される守備範囲の広さに応えた内容になっています。また、本文の理解を深め広げる図表・コラムや文献、さらには動画などの豊富なデジタル付録をウェブ上で閲覧することができます。第I巻/第7章/感染症の「破傷風」の項を竹村 弘 教授が、「ブドウ球菌感染症」の項を山口 哲央 准教授が、「クロストリディオイデス・ディフィシル感染症」の項を國島 広之 教授が執筆しています。


「微生物学」 2012年4月 刊行

 本書はA.J.Strelkauskas博士が執筆された「MICROBIOLOGY a clinical approach」の翻訳本です。美しい図や表がふんだんに使われ、各章の初めに提示された「何故この章が重要なのか」・「この章を学ぶ前に」・「概観」、重要語句の説明がされた「補足」、単元毎の重要事項が列記された「覚えておこう」、多肢選択問題(ウェブ上)、臨床感染症学の症例が示された「臨床コーナー」など、微生物学・感染症学を完全にかつわかりやすく理解するための至れり尽くせりの教科書です。当教室の中島教授・金本講師が第13章 ウイルスの病原性を分担執筆しています。


「感染症のはなし」 2012年6月 刊行

 本書は「新興・再興感染症とは何か」「HIV感染症/エイズ」「新型インフルエンザ」「ウイルス性肝炎」「STD(性感染症)」「がんウイルス」「プリオン病」「バイオテロリズム」の計8章から成り、感染症の発見の歴史から症状・治療・予防まで、社会との関わりを密接に交えながら解説しています。現代の我々がどのような感染症に罹患するおそれがあるかを理解して、自分自身および周囲や次世代の人々を、その感染症のおそれから防ぐために、今何をすべきかを感じ取っていただきたい。当教室の中島教授の著書です。